抗精神病薬のドーパミンブロック過多で起きる錐体外路症状と遅発性ジスキネジア(?)(眼瞼痙攣)という症状に大分頭を抱えていた時期があった。
まずメインで頻発した錐体外路症状は、目が上転する眼球上転発作だった。
3年前パートで働いていた頃、勤務中に突然それは起きた。目が上に上がって正面に戻せねえ!ヤバイ!どうしよう。とりあえず先輩に「目が変になって苦しいので事務所で休ませてください」と伝えて休憩していたがそれでも一向に良くならなかったので泣く泣く早退した。
それから勤務中に時々その発作が起きていた。起きやすい時間帯もあった、大体夕方から夜にかけて特に起きやすい。
当時の職場には統合失調症のカミングアウトをしていたので、副作用が起きた時は毎回休ませてもらっていたけどその度に早退をしていたから、これ以上周囲に迷惑かけたくなかったのと接客業という個人的に難儀な仕事だったので結果その職場を辞めてしまった。
何で副作用が起きるんだ…と、当時のアホな自分はずっと悩んでいた。
それは経験したから分かる、抗精神病薬の量の多さ、あるいは合っていない、それに加えてその時の疲労の度合いと緊張、不安状態が絡み合って起きているから。
一度起きてしまうと元に戻すのは困難なので寝るしかない。副作用止めも効かないくらいの重症だった。
確かに接客業は人と対面する仕事だから、元来内向的な自分にはしんどかった。常に緊張と不安のオンパレードでそれは眼球上転が起きてもおかしくなかった。
減薬したり変薬したりしたら起きる頻度は激減したけど、3,4日おきに起きるというのを何か月も経験した。今でもごく稀に起きる。
眼球上転が高い頻度で起きている人は減薬、変薬するべし。
次に苦しかった副作用は、眼瞼痙攣。
簡単に言えばまぶたを開こうとしても開かなくなるかなりヤバイやつ。まぶたの筋肉が過剰に収縮してこわばり、ピクピク痙攣したりもする。あとは羞明の症状もある。この病気にかかってしまうと一生完治しないと言われている難治性のもの。
薬剤性で起きている副作用の場合は減薬、変薬、あるいは中止により軽快する。ただし完治するかは別。
これは今も悩まされているけど1年前よりかは奇跡的に大分良くなった方かな。
薬剤性で起きている場合原因の薬剤は抗不安薬、抗精神病薬など。自分は当時両方とも毎日飲んでいたからな…。丁度1年前に4年ほど服用していた抗不安薬を断薬したんだけど、離脱している時がマジでまぶたがピクピクして開かなかった気がする。
でもどの薬が原因なのか今でもよく分かってない。
ひどい時はスマホやPCの画面も見れなかったな…外出も困難だったよ。でも良くなって良かった。
話少し脱線するけど、ベンゾジアゼピン系薬剤はもともと長期服用するものではないのに依然として長期処方されている日本人多すぎて草。あれ安全性あるとか言われてるけど離脱症状なんて人によっては死ぬほどキツイ。服用期間が長いほど何年もの間離脱症状に苦しむ事になるから飲まないほうが吉。
抗精神病薬も遅発性ジスキネジアを将来起こす可能性があるから怖いよね、精神薬って。
変な違和感を感じたら、即座に飲んでいる薬を疑った方がいいね。